2011年1月26日水曜日

本のご紹介です。日本人でも知らない!?外国人の大疑問

これであなたも読書通!話題の本をほぼ日刊でご紹介


本日は ◆世間話、時事ネタ系


日本人でも知らない!?外国人の大疑問  高橋 陽子
¥ 1,000  アルク (2010/8/31)


語学学習の、アルクのホームページなどに掲載されていたもの。
コミックエッセイ。外国人留学生が、日本について、疑問に思っ
ていることをまとめた。

著者の高橋さんがよく利用される喫茶店に、留学生の方が多いの
だそうだ。ものすごい、日本人でも難しい質問をぶつけられて、
高橋さんもたじたじ。

「アルバイト先の店長がもうすぐフルマラソンに挑戦します。
励ましたいので『がんばって』の尊敬語を教えてください」

これには、友人の編集者が答える。

「頑張るとは、我意を張り通すのことで、尊敬語はありません。
お励みください、というのが妥当でしょう。

ですが、目上の人にはちょっと失礼なので『よい結果をお祈りし
ております』とするといいのでは」

また、文化の違いを感じさせられることもある。

「日本には、どうして『今、もっと会いたい』という気持ちを表
す言葉がないのですか?」

韓国では、恋人と会っているその瞬間にも、もっともっと会いた
い(意味がわからんな)という熱烈な愛情表現があるのだそうだ。
見つめ合って、もっともっと!!という強い意味の言葉。

これには他国の人も賛同し、不思議がる。

「香港には、ものすごくものすごく会いたくて、会えたらすぐハ
グしたい!という言葉がありますが、日本にはありませんね。
すぐ会いたい、だけでは少し寂しいです」

「日本語には、恋愛に使う言葉が少ないですね。中国では『僕た
ちの出会いは運命で決まっていたのだね』というようなことを、
日常的に言っていますよ」

ちなみに韓国の男性は、おやすみの代わりに「俺の夢を見ろよ」
と言うのだそうです。皆さん、熱いのね。

面白かったのは漢字に関するエピソード。

留学生の皆さんにとって、漢字の勉強は大変難しいものであるら
しい。いろいろな工夫をしておいでだ。

「案」という字。女の人が木の上に立って道を示してくれる、と
覚える。「殴」という字の右側は、手が悪いことをする、という
意味があるのだそうだ。

だから「殺」にも使われている。ちなみに左側は木に縛るという
意味合い。何気なく読んでる漢字でも、こうやって見るといろい
ろと成り立ちがわかるものだね。

ある女の子は、看板に書かれている明朝体の文字が読めなくて
困っているそうだ。活字は読める。だが看板などの文字は飾り文
字に見えるらしい。私たちが、アルファベットの花文字を見づら
いと思う感覚みたいだ。


日本の居酒屋ではなぜお通しが出てくるのか。日本人はなぜ本に
カバーをするのか。お花見はなぜ大騒ぎなのか。お茶会のマナー
は?

改めて問われてみると、どう答えていいか迷っちゃうことが多い
よね。

漫画だからさらっと読める。そして楽しい。視点を変えて見るこ
とで、普段の暮らしが新鮮なものに感じられる、ような気がする。

タイから来たトライポップさんは、漢字の冬という字がお気に入
りなのだそうだ。理由はその形が、軽やかに踊る女の子に見える
から。すげえな。

だけどそう考えると、この寒い「冬」も素敵だと思えるよね。

本日ご紹介の本はこちらから↓
日本人でも知らない!?外国人の大疑問―日本語・異文化のギャップで笑えるコミックエッセイ

双雲からの言霊

■今日の武田双雲からの言霊

努力は愉しむもんだ。

苦しむもんじゃないと思う。

今日も一日味わいつくしましょう。