2011年1月11日火曜日

双雲からの言霊

■今日の武田双雲からの言霊

力を抜いて手を抜かない。

その意味とコツがだんだんつかめてきた。


今日も一日味わいつくしましょう。

本のご紹介です。クスリごはん─おいしく食べて体に効く!

これであなたも読書通!話題の本をほぼ日刊でご紹介


本日は ◆生活、ほっこり系

クスリごはん─おいしく食べて体に効く!  ¥ 1,155
ヘルシーライフファミリー   リベラル社 (2010/08)

漫画、イラストで紹介する体によい食べ物、レシピ。おばあちゃ
んの知恵という感じ。病院に行くことももちろん、とても大切だ
けれど、こういう日々の心がけも大切にしたい。

登場人物は主婦のケロミさん、夫のヒロさん、元気なお姑さん、
小さな女の子ブーリンと、その弟ダイちゃん。にゃんこ先生とい
う猫もいて、人間の食べ物を虎視眈々と狙っています。

ごく一般的な家族が経験する体のトラブルと、その解決法を漫画
で紹介するというやり方。絵がかわいいので楽しく読める。

・ブーリンが風邪をひいた。

おばあちゃんが冷蔵庫を探す。出てきたのは大根と蜂蜜。大根を
1センチ角に切り、蜂蜜につけて咳止めシロップの代わりに。一
晩つけるとさらに効果的です。

かるい鼻づまりにはごま油を。綿棒につけて鼻腔につけてやると
よい。ねぎと豚肉の炒め物、玉ねぎ入りのスクランブルエッグな
どもいいよ。

・ヒロさん激務で疲労困憊。

肩こりにはグレープフルーツ。クエン酸がよい。その意味では梅
もとりたい食品だ。山芋にあえたり、豚肉のソテーの味付けにす
ると食べやすい。

豚肉のソテーは、フライパンで焼いた豚肉にみりんを混ぜた梅肉
を乗せ、オーブントースターで軽くあぶって作る。

ストレスにはくるみトースト。食パンの上にスライスチーズと刻
んだくるみを乗せて焼く。

不眠にはホット豆乳ミルクを。温めた豆乳に蜂蜜を混ぜるのがコ
ツ。チーズも効果的なので、茹でた人参にたらこ、チーズ、ごま
をまぜたものをあえるのもおいしい。

・ご馳走を食べて胃がもたれた。

カブおろしが口にやさしい。大根おろしとは違って辛味がないか
ら子供でも食べられる。レモンをしぼって、うどんに乗せても
さっぱりといただける。しらすを混ぜるのもあり。

お通じが悪くなったときは、小豆やごぼうをたくさん取ろう。ご
ぼうと人参の煮物、さつまいもと小豆の煮物など。

バナナラッシーはおいしく飲める。バナナ、ヨーグルト、牛乳、
蜂蜜をミキサーでかき混ぜる。おやつにもいいかも。

口内炎にはナスとトマトのラタトゥイユ、腰痛にはニラ玉、メタ
ボが気になるなら小豆ご飯、痔にはほうれん草炒め、食中毒には
シソジュース、下痢には蜂蜜緑茶、貧血には梅こぶ茶。


実家では、冬になるとオカンが必ず大根の蜂蜜漬けを作っていた。
咳をすると、汁をお湯で割ったものを飲まされていた。

これで完治というものではもちろんないよね。それはわかってる。
だけど知っていたら、気をつけて取りたいなと思うものが多かっ
た。

民間療法、先にも書いたけどおばあちゃんの知恵みたいなものな
んだよね。高価で難しい本だったら遠慮したいけど、親しみやす
く、お値段も手ごろ。これなら手元に一冊備えておいてもいいか
なあ、と思える本だった。

症状ごとに分類がされていてわかりやすい、探しやすい。凝った
レシピではないので、体が弱っているときでも作るのが楽。あり
がたい。

お正月のご馳走疲れの体には、大変優しく、役に立つ一冊。

クスリごはん─おいしく食べて体に効く!