13才という若さで天国へ旅立っていったみぽりんの闘病記。お母さんの文章とみぽりんの絵で構成されている。お父さんからプレゼントされた絵手紙セットで描かれたもの。これがなかなか味がある。
2才で白血病を患う。骨髄移植で病気を克服するも12才で脳腫瘍が見つかる。写真も掲載されているが、本当にかわいらしい女の子。こんな子がなぜ、と言いたくなった。
病気で苦しんでいる人は多い。一日も早い医学の進歩を望みたい。
みぽりんのえくぼ
2010年12月3日金曜日
こんな本読んだよ!1012030238
本のご紹介です。NASAより宇宙に近い町工場
これであなたも読書通!話題の本をほぼ日刊でご紹介
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本日は ◆ビジネス、営業系
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NASAより宇宙に近い町工場 植松 努
¥ 1,365 ディスカヴァー・トゥエンティワン (2009/11/5)
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北海道の赤平市、富良野や夕張が近いその町に、植松電機という
会社がある。社員は二十名、パワーショベルを作るのがその「本
業」だ。
しかしその会社が有名なのは、そこが宇宙を目指しているからで
ある。宇宙だ。失礼な言い草だけど、日本の小さな町工場が、な
んとあのNASAからも注目される研究を行っているのだという。し
かも自費で。
植松電機ではロケットが作られている。人工衛星も作った。世界
に三つしかない無重力実験施設の一つが、この会社に存在する。
ものすごいことなんだけど、さらに驚かされるのが社長の植松さ
んのお言葉だ。彼は言う。この事業は金を設けるためのものでは
ない、と。
ではなぜそんなことをしているのか。答えは「この世から『どう
せ無理』という言葉をなくすため」だ。あきらめる人、やれっこ
ないよと言う人に、「そんなことあるものか」と立ち向かうのが
植松さんという人だ。
小さいころから好きなことばかりをして過ごしてきた。学校の成
績はよくなかったが、大人になった今、それが大いに役に立って
いる。
ペーパークラフトで飛行機を作った。大きくなってから、植松さ
んは飛行機を作る会社に就職したが、そのことは決して無駄に
なってはいなかった。
子供達がやりたいこと、好きなことを認めて伸ばしてあげたいと
思う。大人が無理やりやらせることではなくて、本当に好きなこ
とに没頭し、熱中すれば夢はかなうのだと教えてあげたい。
宇宙開発も、最初は無理だと言われていた。植松電機が作ってい
るのは「爆発しない」ロケットだ。
ロケットの打ち上げが危険なのは、引火すれば爆発する燃料を
使っているからだ。だが植松電機が北大の教授と共同開発した燃
料は、ポリエチレンを材料とする安全性の高いもの。
家の近くでも打ち上げが可能だし、近づいて見ることだってでき
るのである。
人工衛星を作ったときのエピソードが面白い。ある人から「真空
中で動くのか?実験もできないだろう」と言われた。
真空中で実験するには国の施設を借りなければならない。レンタ
ル料が一日600万円もかかる。
払えるわけがないだろうと、植松さんは自社でその施設を開発す
ることにした。ロケット自体は小さいのだし、施設も小さくてい
いやと思って作ったら、廃材を利用して20万円でできてしまった。
そして実験は成功。何事も工夫ありき、あきらめたら終わりだと
考えている。
植松電機にはたくさんの子供達が見学に来るのだそうだ。その中
に、学習障害だといわれている子供達がいた。彼らは熱心に工場
を見学し、興味を抱き、あげられた質問の手は「普通の」子たち
よりも多かった。
植松さんご自身が、優等生でなかったせいもある。あの子達の何
が悪いのかと真摯に悩んでしまった。社員達も泣き出してしまい
「あの子達が異常なら、俺も異常だ」「ほかの子の邪魔になるか
らと排除して、その親達がどんな辛い思いをしているか」と、疑
問を口にした。
一律に、型にはめてしまうことが教育ではないはず。やれっこな
い、どうせだめと決め付けるのは間違っている。
植松さんは今、建築費が格段に安くなる家を作ろうとしている。
そのために借金を負ったが、居住費が安くなって、親に余裕がで
き、子供達ときちんと向き合える未来を作りたいと考えている。
ロケットって、ホームセンターで売ってる材料で作れるんだって。
知らなかった。やろうと思えばできるものなんだねえ。
字が大きく、話し言葉で文章もやさしいので、小学校高学年くら
いのお子さんから十分に読めるのではないかと思う。読む本に
迷ったらぜひ。
もちろん大人が読んでもいい。夢をあきらめない、工夫し続ける。
シンプルだけど熱い主張に、きっと元気になれるはず。
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●なんとなく、この本を読みたくなった。
変人と言っても過言ではない、情熱あふれる科学者列伝。
人類の進化は、愛すべき変人たちによってもたらされたもの。
異質を排除する社会ではいけない……、けど、真似はできん
なあ(笑)